行基菩薩

行基菩薩

行基菩薩

             
              (行基菩薩座像 唐招提寺蔵 重要文化財)
大雲寺の秘仏十一面観音像を造立された行基は法相宗の僧侶で、布教活動とともに民衆のために
貧民救済・治水・架橋などの社会事業を行っている 。民衆より絶大なる支持を有する行基は、聖武
天皇の求めに応じ 毘盧遮那大仏造立の勧進に協力し 、その勧進による効果は絶大なものであった。
745年に朝廷より日本で最初の大僧正の位が送られている。また聖武天皇より「菩薩」の称号が下さ
れ、今日まで行基菩薩と称されている。